ずいとう
瑞稲
国内
流言・風説
- どんな話か
- 十日町の民家の軒先に自然に生えた稲が異様に成長し、実り豊かな穂を付けたという記録。
- 細部
- 天保2年の秋、越後魚沼郡十日町に住んでいた野村久左衛門という家の裏手の軒端に、誰が植えたわけでもなく稲が一株ひとりでに生え出た。そのまま手をかけずに育てさせておいたところ、丈は8、9尺という異例の高さにまで伸びたという。親穂には千百粒もの米が実り、そこから伸びた13本の子穂にもそれぞれ5、6百粒ずつの米粒がついたと記されており、当時この珍しい出来事は瑞兆として書き留められた。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、滝沢馬琴『兎園小説別集』に記録されている。
- 地域
- 新潟県十日町市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ