きんきとしのよちょう
禁忌と死の予兆
国内
流言・風説
- どんな話か
- 産後のほうき禁忌や死の予兆となる物音、葬式の作法など、湯沢市に伝わる複数の禁忌と前兆。
- 細部
- 湯沢市にはさまざまな禁忌や前兆にまつわる言い伝えが残っている。出産後二十一日間はほうきに触れてはならないとされ、これはほうきに神が宿っているためだという。夜、足音や茶碗の触れ合う音がしたり、戸を開ける音はするのに閉める音が聞こえなかったりするのは、死が近いしるしとされた。祈願の最中にろうそくの火が激しく揺らいだり消えたりすると、願いはかなわないという。葬儀では餅を二人が左手で引き合い、肩越しに投げる作法があり、これに当たると死を招くとされた。ほかにも、ツバメの巣を取れば火事になる、ご飯を盛った茶碗に箸を立てれば家族の誰かが死ぬ、といった禁忌が伝えられている。
- 広まり方
- 1977年の『雄勝役内の民俗』所収、東京女子大学史学科民俗調査団「二 人生儀礼」「六 信仰」の記録をまとめた。
- 地域
- 秋田県湯沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ