やしきぎのぞくしん
屋敷木の俗信
国内
流言・風説
- どんな話か
- 屋敷の古木をむやみに伐るとキリキザワイという祟りで病や死を招くとされ、伐る際は唱えごとをして拝む風習がある。
- 細部
- 大宜味村謝名城には屋敷木にまつわる俗信がいくつも伝わっている。屋敷内の木、特に古い木には日頃から拝みを捧げるといい、むやみに伐採するとキリキザワイという祟りに見舞われ、病気や怪我のもとになるばかりか死を招くこともあるとされる。木は屋敷神が大切に育てたものであるため、伐るときには専用の唱えごとを唱えて拝み、キリキザワイが起きた際にも別の唱えごとで拝むという。この地域には他にも、死者が出た家が四十九日後にヒンプンの近くで厄払いを祈願する習わしや、一年以内に死者が出た家がウマチーの前後に一斉に浜下りをして厄を払う習わし、野鳥が家の中に入ったときの厄払い、地震の際に唱える言葉、雷が鳴ったときに桑の木の下へ隠れながら唱える言葉なども伝えられている。
- 広まり方
- 2003年の『沖縄県立博物館紀要』に掲載された桃原茂夫「大宜味村謝名城の住居習俗」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県大宜味村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ