おこぜのぞくしん
オコゼの俗信
国内
流言・風説
- どんな話か
- オコゼという魚を山の神が嫌うため、これを持っていると山を越えさせてもらえないといわれている。
- 細部
- オコゼという姿の変わった魚は山の神に嫌われているとされ、これを身につけていると山を越えることができないのだと語られている。姿形の珍しさそのものが山の神の怒りを招くと考えられていたらしく、持ち歩く魚の種類一つで通行の可否が左右される点が興味深い。山の神という信仰上の存在が、特定の魚一種に対して明確な好悪の感情を持つとされている点が特徴的で、山仕事や峠越えの際に意識された禁忌の一つであったとうかがえる。
- 広まり方
- 1938年の『民間伝承』所収、牧田茂による「前号から」に記録がある。
- 地域
- 秋田県男鹿市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ