にしかわのにおいでよむあめのきざし
西川の匂いで読む雨の兆し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 見附の先のクラミズで山桑を採ると雨の前に妙な匂いがし、初午が早いと火事も早いという天候の俗信。
- 細部
- 西川町には、天候の変化を読み取ろうとする俗信がいくつか伝わっている。見附の先にあるクラミズという場所へ山桑を採りに出かけた際、これから雨が降り出すようなときには、あたり一帯に何とも言えない妙なにおいが立ち込めるといわれていた。逆に、そのにおいがしないときには雨は降らないものと判断されていたという。天候そのものではなく、においという嗅覚の情報を頼りに雨の予兆を察知しようとする点が独特である。ほかにも、その年の初午が例年より早く巡ってくると、火事も早い時期に起きやすくなるという言い伝えも残っており、行事の日取りと災いの時期を結びつけて考える発想がうかがえる。
- 広まり方
- 1990年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会「山形県西村山郡西川町大井沢」の「八、信仰」に記録がある。
- 地域
- 山形県西川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ