まつざきのしのきざしとまよけ
松崎の死の兆しと魔除け
国内
流言・風説
- どんな話か
- カラスの鳴きや大きな星、フクロウの声など日々の兆しから死や吉凶を読み取った松崎の俗信の数々。
- 細部
松崎町には日々のちょっとした出来事から先行きを読み取る俗信が数多く伝わる。人が死ぬときにはカラスの鳴き方が悪くなり、月が出ているのに大きな星が近くに見えるといわれた。岩科では、道を歩いていて急にお腹が空くことをガキに憑かれたと呼び、そのときは持っている弁当を道に供える習わしがあり、これは昔あった捨て子にちなむものと考えられていた。岩地では、眠っている子どもを急に起こすと魂が体に戻れずふぬけになってしまうといい、必ず名を呼んでから起こすものとされた。
フクロウが鳴けば天気が良くなるといい、水死人は漁によいとして必ず拾い上げられた。また狐の化かし方は陰険で狸の化かし方には愛嬌があるといった違いも語られ、山へ入るときには鼻緒を左ないにした草鞋を履くことが魔除けとされていた。
- 広まり方
- 1961年刊『伊豆松崎の民俗』付録「俗信」の項、東京教育大学民俗学研究会による調査記録をもとにする。
- 地域
- 静岡県松崎町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ