きょうじのぞくしん
凶事の俗信
国内
流言・風説
- どんな話か
- 烏や白い鳥の鳴き声は死の前兆とされ、優曇華が咲くと貧乏になり、口裂け女を口にしたら十回謝るべきとされた。
- 細部
- 周山村では、烏の鳴き声がいつもと違って悪いと感じられるとき、それは人が死ぬ前触れだとされていたという。宇津村でも同じように、白い羽に赤い嘴を持つという冥途の鳥が明け方に鳴き声をあげると、やはり人が死ぬ兆しだと恐れられていた。同じ宇津村には、優曇華の花が咲くと家が貧乏になるという言い伝えも残っている。学生からの聞き取りによれば、口裂け女と口走ってしまったなら「ゴメンナサイ」と十回唱えなければならないという俗信も報告されており、鳥や花にまつわる古い言い伝えから、現代の学生の間に広まった俗信まで、幅広い時代の言い伝えが京都には残っている。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』掲載、田中勝雄「北桑の伝説」、および1998年の『静岡県民俗学会誌』掲載、美濃部京子「学生に聞いた伝承」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ