くのへむらのぞくしんひとたば
九戸村の俗信一束
国内
流言・風説
- どんな話か
- 猫や菖蒲、山の神、カラス鳴きなど、死や災厄への備えにまつわる複数の俗信をまとめたもの。
- 細部
- 猫が死者のそばを通ると死者が起き上がるといわれ、端午の節句に菖蒲を屋根にさすのは、肌に触れると体が腐るとされる菖蒲が鬼除けになるからだという。山の神については猿であるとも女であるともいわれ、道地の山の神はテングサンだとも語られている。カラスの鳴き方が悪いと百日のうちに三人が続けて死に、同じ墓に入ることになるといい、カラスは事故や災難を人に訴えるように鳴くことがあるとも伝わる。動物の姿や鳴き声を死や災厄の予兆として読み取る俗信が、この地域にまとまって残っている。
- 広まり方
- 1988年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会の年中行事・信仰・葬送に関する調査で記録された。
- 地域
- 岩手県九戸村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ