こすげむらのくらしのぞくしん
小菅村の暮らしの俗信
国内
流言・風説
- どんな話か
- 正月の山入りや猟の禁忌、火事の前兆、屋敷神など、小菅に伝わる暮らしの俗信の数々。
- 細部
小菅に伝わるさまざまな俗信をまとめる。正月2日の仕事始めには山へ行き、酒を満たした竹にササを挿して木の枝にかけると、その木が山の神の木になるという。猟師は梅干しを忌み、朝に飯をこぼすと猟があると喜んだ。神社の境内木は拝殿の建て替え以外では切らず、珍しい形の木も伐採を後回しにする。キジの肉は火事を招くとして避けられ、撃つこと自体を控える者もいた。火事の夢を見ると近くでお産があるといい、烏が水浴びをすると火事が起きる、小鳥がミノカサホシイと鳴くと雨が降るとも語られた。
大晦日から正月2日までは炭焼き窯を空にしておかないと火の災いがあるとされ、熊野神社が近いため熊の肉を口にせず、四つ足の肉を食べると富士講の拝みが無効になるとも伝わる。屋敷を守るヒメコンジンの居場所を荒らすと病人が出るといい、また、怖がっているとテングが現れるとも言われた。
- 広まり方
- 1971年の『調査報告 山梨県北都留郡小菅村長作 茨城県真壁郡大和村本木茂賀坪』所収「年中行事」「信仰」(東京学芸大学民俗学研究会)と、1984年の『民俗採訪』所収(国学院大学民俗学研究会)に、あわせて10件が記録されている。
- 地域
- 山梨県小菅村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ