くろほねのぞくしん
黒保根の俗信
国内
流言・風説
- どんな話か
- 死期を悟る言葉や赤城山への禁忌、小豆婆の怪音など黒保根町に伝わる俗信をまとめて紹介する。
- 細部
- 桐生市黒保根町には、暮らしにまつわるさまざまな俗信が伝えられている。川の向こうに美しい花が見えるのに行けない、あるいは誰かが火をともしているので近づけない、といった言葉を口にする者は死期が近いとされた。また、女性は十六歳で赤城山に登ってはならず、登れば山の沼にさらわれるといわれた。十二様や庚申様のまわりに生えている木を伐ることも忌まれ、戌の方角にある井戸の水を飲み続けていれば病気をしないとも語られていた。空を飛ぶ光玉、いわゆる火の玉を見た者は近く人が死ぬ前触れだとされ、清水堀という場所では夜になると小豆婆が現れ、小豆をざくざくと研ぐ音を立てていたと伝えられている。
- 広まり方
- 1983年刊『黒保根村清水の民俗』所収、東京女子大学史学科民俗調査団による「人生儀礼」「信仰」の記録にまとめられている。
- 地域
- 群馬県桐生市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ