ものしらせ
物知らせ
国内
流言・風説
- どんな話か
- 夜烏(ユガラ)が家の上で一度だけ鳴いて飛び去ることや、クカルという鳥が家の中に飛び込むことが、死人の出る前触れとされた糸満の俗信。
- 細部
- 糸満に伝わる物知らせ(ムヌシラシ)の俗信には、鳥にまつわるものがいくつかある。ひとつは、ユガラと呼ばれる夜烏が家の真上あたりで一度だけ鳴き声をあげ、そのまま飛び去っていくというもので、これが起こるとほどなくしてその家から死人が出るとされていた。もうひとつは、琉球赤ショウビンを指すクカルという鳥が、思いがけず家の中に飛び込んでくるというもので、これも同じく死人が出る予兆として恐れられていた。いずれも鳥の異常な行動を死の知らせとして読み取る点で共通している。
- 広まり方
- 1972年の『沖縄県史』所収、源武雄・名嘉真宣勝による第5章第4節「類型Ⅰ」の事例に記録がある。
- 地域
- 沖縄県糸満市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ