はがぐんのきんきぞくしん
芳賀郡の禁忌俗信
国内
流言・風説
- どんな話か
- 鶏の夜泣きや裸での雷、蛇や狐を殺すことなど、火事や祟りを招くとされた芳賀郡の禁忌俗信の数々。
- 細部
- 芳賀郡には日々の暮らしを戒める俗信が数多く伝わっていた。鶏が夜に鳴くと火事になる兆しとされ、人が夜に鶏の鳴き真似をしても同じく火事を招くといい、もし起きてしまったら頭から柄杓で水をかぶって防ぐとよいとされた。月夜に烏が鳴くのも火事の前触れとされる。雷鳴のときに裸でいると雷にへそを抜かれる、嘘をつくと鬼に舌を抜かれる、高箒で家の中を掃くと福の神が逃げていくともいう。夜に口笛を吹けば化け物が現れ、蛇のような長い生き物や狐を殺せば祟りや子への災いを招くとされた。ほかにも蚊柱が立つと不思議が起こる、川で小便をすると河童に引き込まれる、熊蜂の頭を持っていれば狐に化かされずに済むといった言い伝えが並ぶ。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』所収、榎戸貞次郎「芳賀郡の俚諺的俗信(三)」に記録がある。
- 地域
- 栃木県芳賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ