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福島の胎盤埋めの禁忌のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

ふくしまのたいばんうめのきんき

福島の胎盤埋めの禁忌

国内 流言・風説
どんな話か
後産の埋め方や大根の年取り、動物の鳴き声による予兆など、飯坂町茂庭に伝わる俗信を集めた話。
細部

胎盤(ゴザン)は油紙に包んで家の墓へ父が埋める。中ノ原ではとってから一日ほど便所の中に置いてから外へ埋め、埋けた上を最初に通った者は恐ろしい目にあうという。亡くなった人は頭を北に向けて寝かせ、掛けた布団の上にナタやホイジョといった刃物類を載せておく。猫が死者の体をまたぎ越えると魂が死人へ入り込んでしまうといい、それを防ぐための魔除けなのだという。毎年5月4日の晩にはとろろ芋と蕗を煮た料理を口にする風習があり、これを怠るとうじ虫になってしまうと語られている。

7月7日はナノカアビと呼ばれ、子供たちが川に7回入る。夜が明けきらぬうちに川で髪をすすぐと美しい髪になる、大豆の葉を使って体を洗うのもよいと語られる。10月10日の晩は大根の年取りといい、この夜は大根畑に入ってはならず、もし入って大根が割れる音を聞くと死ぬといわれる。大根を食べたいときは前日の9日にとっておき、神棚には二股の大根を供える。七つになるまでの子供は左目が小さいといわれ、これは風吹神社の地蔵と関係があると考えられている。

カラスがことさら恐ろしげに鳴くと、鳴いている尾の向く方角で誰かが死ぬといい、クモが朝早く下がるとお客が来るなどよいことがあるという。悪い夢を見たときは「バクにかしろ」と三回唱えるとよいとされ、これはバクが夢を食べる動物とされているからである。その年に初めて雷が鳴ったときには木を切って燃やすと雷が落ちないともいわれている。

広まり方
1985年刊行『民俗採訪』、国学院大学民俗学研究会による福島県福島市飯坂町茂庭の記録に、複数の俗信としてまとめられている。
地域
福島県福島市
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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