からすのきょうちょう
カラスの凶兆
国内
流言・風説
- どんな話か
- 府中町では、烏が「カオー」と悲しげな声で鳴くと、必ず近くで死人が出る前触れだと信じられていた。
- 細部
- 府中町に伝わる俗信によると、烏の鳴き声には人の死を知らせる力があるとされていた。ふだんとは違う「カオー」というひときわ悲しげな響きで烏が鳴いたときには、それが不吉な前触れと受け止められ、遠からず近所のだれかが亡くなるだろうと言われていた。悲しげな鳴き方であるかどうかが判断の分かれ目とされており、日々の暮らしの中で耳にする鳴き声の調子に、人々は死の気配を読み取ろうとしていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』掲載、今村勝彦「岡山県府中町附近」に記録がある。
- 地域
- 広島県府中町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ