ぜんせのいんねん
前世の因縁
国内
流言・風説
- どんな話か
- 信心深い人と不信心な人が観音参りをし、ご利益の差を前世の因縁として観音が説き明かしたという。
- 細部
- 信心深い者と、まったく信心をしない者がいた。二人がそろって観音様へ参詣したところ、不信心な者の方にばかりご利益があらわれ、熱心な信仰を続けてきた者には何も起こらなかった。納得のいかない信心深い者が観音様に不満をぶつけると、観音様は前世の因果を明かした。信心深い者は前世で雀に生まれ、供えられた米をついばんで暮らしていたのに対し、不信心な者は前世で牛であり、観音堂を建てる際に材木を運び山を登った労苦があったのだという。この答えを聞いて信心深い者は得心したと伝えられる。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、栗山一夫「峡の里の話」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県加東市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ