ながされたいえをたどるははおやのあしおと
流された家をたどる母親の足音
国内
流言・風説
- どんな話か
- 大水で家ごと流され一家全滅した後、埋葬された墓から流された家跡までビタビタと歩く母親の足音が夜になると聞こえたという。
- 細部
- 一九一九年に起きた大水によって、ある家が流され、住んでいた一家は全滅してしまった。遺体はもとの家があった場所のあたりに埋葬されたが、それから夜になると、亡くなった一家の母親のものと思われる足音が聞こえるようになったという。その足音は墓のあたりから、流されてしまった家の跡地までの道のりを、ビタビタという湿った音を立てながら歩いていくように響いたと伝えられている。
- 広まり方
- 1974年の『粕尾の民俗―栃木県上都賀郡粟野町旧粕尾村(下粕尾は除く)―』所収「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 栃木県鹿沼市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ