ふじよしだのじゅかいにたつおんなゆうれい
富士吉田の樹海に立つ女幽霊
国内
流言・風説
- どんな話か
- 本堂裏や樹海に若い女の幽霊が現れるとの噂があり、1981年にはガソリンスタンド支店長も目撃した。
- 細部
富士吉田市に伝わる幽霊の話。ある方丈のお母さんは、亡くなった犬飼俊澄さんの夫の霊が、白い着物姿で本堂の裏を登っていくのを見たといい、そのとき寒気がして体が動かなくなったと語っている。血のつながりのある者には死ぬ前に姿を見せることもあるといい、まだ病院にいるはずの父親の顔が子どもの顔に重なって見えたという話もある。夜になるとワタヤの玄関先にある石に、何かが腰を下ろしている姿を見たと話す人もあり、その噂を聞きつけた中学生たちがたびたび家の様子をうかがいに来たという。
さらに樹海には若い女の幽霊が出るというウワサも広まっており、最初に姿を見せたのは1981年5月17日の夜、国道139号を車で走っていたガソリンスタンドの支店長が、ずぶ濡れの若い女に手を挙げられて後部座席に乗せたところ、3キロほど走って振り返るとすでに姿がなかったという。その後もコックや運転手など、同様の体験を語る目撃者が相次いだと伝えられている。
- 広まり方
- 1984年刊『向原の民俗(下)』の「口承文芸 世間話」と1989年刊行の『日本民俗学』所収、山田厳子「水と女の世間話―お姫坂の怪をめぐって―」に、複数件が記録されている。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ