へいはちのいぶつ
兵八の異物
国内
流言・風説
- どんな話か
- 腹痛の末に臍が破れ、大量の水とともに異様な虫状の物を吐き出したという記録という。
- 細部
- 奥州南部領の蒲野沢村に住む兵八は、文政7年6月20日に体から異物を出したと記録されている。前年から激しい腹痛が続き、鍼で治そうとしたところ、痛みは背中へ移った。その後、腹がしだいに膨れ、ついには臍が破れて、数日にわたって大量の水が流れ出した。その水には蚘蟲(回虫)とみられる異様なものが混じり、兵八はそれを吐き出した。『日本随筆大成 第二期』1973年所収の『兎園小説』(滝沢馬琴)に載る、東通村の記録である。
- 広まり方
- 『日本随筆大成 第二期』(1973年)所収、滝沢馬琴『兎園小説』による。
- 地域
- 青森県東通村
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ