ようじのくび
幼児の首
国内
流言・風説
- どんな話か
- 堺の堕胎薬を扱う薬屋の看板に堕された胎児の首が鈴なりになっているという噂が僧の指摘をきっかけに広まったという話。
- 細部
- 堺市にあった、堕胎に用いる薬を商っていた和薬屋にまつわる噂である。この店の屋根に掲げられた看板のまわりには、堕胎された胎児の首がいくつもぶら下がっているという噂が立ち、この前を通る人々は恐ろしさのあまり目を閉じて足早に通り過ぎたのだという。この噂が広まったきっかけは、たまたま通りかかった一人の僧がそのことを指摘したことにあると伝えられている。堕胎薬を扱う商いそのものへの人々の忌避感が、こうした噂となって表れた例といえる。
- 広まり方
- 1933年の『郷土研究上方』所収、川崎巨泉「堺の怪談」に記録がある。
- 地域
- 大阪府堺市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ