のなかのこえにしたがってちょうじゃになったおとこ
野中の声に従って長者になった男
国内
流言・風説
- どんな話か
- 金を借りに行く途中、夜明けの野中で正体不明の声に呼び止められ、指示に従うと富を得たという話。
- 細部
- 年の暮れに困窮し、遠い親類へ金を借りに向かった男が、夜明けの野原で姿の見えない声に呼び止められる。声は金を貸す代わりに、家へ戻って油鍋で小豆を煮るよう命じた。男がそのとおりにすると、鍋のカギの上から「ヨイカ」と何かが飛び込み、それを境に長者になった。姿のない声の主が幸運を授ける昔話の型であり、八戸市の話として丸山久子が『日本民俗学』1953年に記録している。
- 広まり方
- 1953年発行の『日本民俗学』掲載、丸山久子「昔話の『幸運』」による。
- 地域
- 青森県八戸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ