やろかみず
ヤロカ水
国内
流言・風説
- どんな話か
- 増水した川の上流から「ヤロカヤロカ」と呼ぶ声が聞こえ、応えると村が水に呑まれるという言い伝え。
- 細部
- 嵐や大雨の夜、木曽川・長良川・揖斐川の流域では、増水した川の上流から「ヤロカヤロカ(やろうかやろうか)」と呼ぶ声が聞こえる。これに「ヨコサバヨコセ(寄こすなら寄こせ)」と返すと水かさが急に増し、声に応じた者の村が水に呑まれる。柳田國男『妖怪談義』にも紹介された。慶安3年(1650年)9月の尾張・美濃の大洪水では堤防が切れ、大垣藩周辺で3000人以上が死んだと記録される。貞享4年(1687年)8月26日の木曽川増水時、明治6年(1873年)の犬山町の洪水でも、同じ呼び声が聞こえたと伝えられている。
- 広まり方
- 洪水の危険を伝える戒めとして木曽川流域の集落で語り継がれた。
- 地域
- 愛知県・岐阜県(木曽川流域)
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ