しょうせいかんし
湘西趕屍
Xiāngxī Gǎnshī
国外
儀式・遊び
- どんな話か
- 中国湖南省湘西の山間部で、異郷で客死した人の遺体を呪術で歩かせて故郷まで送り届けたとされる「屍体送り屋」の伝承。
- 細部
- 清代中期に盛んになったとされる伝承で、四川など他郷で客死した湖南出身者の遺体を「趕屍匠」と呼ばれる術者が霊符と銅鑼の音で操り、夜間だけ一列に飛び跳ねるように歩かせて故郷まで連れ帰ったとされる。山道が険しく運搬が難しかった土地柄と、遺体は故郷に葬るべきという観念が背景にあると説明される。近年の見方では、遺体を分割して竹の棒で衣服の下から支え担いで運ぶ実務的な技術だったとする説や、実際には夜間に移動する密輸業者などが人目を避けるために利用した見せかけだったとする説が有力で、実際に死体が跳んで歩いた証拠はないとされる。
- 広まり方
- 清代の湖南省湘西から中国全土に伝わり、後に香港のキョンシー映画のモチーフとしても取り入れられた。
- 地域
- 中国・湖南省湘西
- 年代
- 清代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ