あにめ・ぺっつぇんてっれ
アニメ・ペッツェンテッレ
Anime Pezzentelle (Fontanelle Cemetery skull cult)
国外
儀式・遊び
- どんな話か
- ナポリの巨大な地下納骨堂で、身元不明の頭蓋骨を一つ選んで「里子」のように世話し祈りを捧げると、宝くじの数字や病の快癒などの願いを叶えてくれるとされた民間信仰。
- 細部
- フォンタネッレ墓地はナポリの凝灰岩をくり抜いた巨大な地下墓所で、疫病や戦乱の犠牲者を含む無数の身元不明の遺骨が集められている。19世紀末頃から、主に貧しい住民の間で、気に入った一つの頭蓋骨を選んで清掃し、木箱や小さな祭壇に安置して祈りを捧げる「哀れな魂(アニメ・ペッツェンテッレ)」の信仰が広まった。見返りに煉獄にいるとされるその魂が宝くじの当選番号や病の治癒などの恩恵を与えてくれると信じられた。カトリック教会は第二バチカン公会議の教義に反する迷信とみなし、1969年にナポリの教会法廷の決定で墓地を閉鎖したが、地域住民や文化団体の働きかけで整備が進み、2010年に通年公開が再開された。
- 広まり方
- ナポリの下町(サニタ地区)の住民の間で世代を超えて口伝えに実践されてきた地域密着の民間信仰で、後に観光ガイドや民俗学の紹介記事を通じて国外にも知られるようになった。
- 地域
- イタリア・ナポリのフォンタネッレ墓地
- 年代
- 近代(19世紀末に定着、1969年に一時禁止、2010年再公開)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ