わらび
ワラビ
国内
流言・風説
- どんな話か
- 囲炉裏から生えたワラビをからかったら火の中から手が出てきたという、手沢の地名由来。
- 細部
- 男たちが木流しの山小屋に泊まっていたとき、囲炉裏からワラビが一本生えてきたので皆で騒いだ。すると一人が「ワラビが出たくらいで大した事はない、手でも出たならともかく」と口にした。すると「そうかあ」という声とともに、火の中から本当に手が出てきたという。その出来事があった沢は、今も手沢と呼ばれている。軽口をたたいたことがそのまま怪異を呼び寄せてしまうという展開は、山小屋という閉ざされた場での語りに緊張感を与える型として伝わっている。
- 広まり方
- 1964年刊行『民俗採訪』、國學院大學民俗学研究会による福島県信夫郡飯坂町茂庭の記録による。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ