うしにうきでたきょうもん
牛に浮き出た経文
国内
流言・風説
- どんな話か
- 亡くなった子の体に経文を書いて埋葬したところ、後に生まれた牛の子にその文字が浮き出たと伝わる。
- 細部
- 亡くなった子供を葬る際、その体に「南無妙法蓮華経」という経文を書き記してから埋葬するという処置が行われたことがあった。すると不思議なことに、その後生まれてきた牛の子の体に、書き記したはずのその経文と同じ文字が浮かび上がって見えたのだという。埋葬した子の魂が牛として生まれ変わり、体に刻んだ文字までもがそのまま受け継がれたのだと受け止められている、墓制にまつわる俗信である。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編26 民俗2』所収、池田秀夫がまとめた墓制の俗信の項に記録がある。
- 地域
- 群馬県前橋市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ