とものうらのゆうじょはっしょうでんせつ
鞆の浦の遊女発祥伝説
国内
流言・風説
- どんな話か
- 源平合戦で敗れた平家が都落ちする際、鞆の浦に置き去りにされた女官たちが生きるために遊女になったという言い伝えがあり、同地を遊女発祥の地の一つとする説として伝わっている。
- 細部
- 屋島の戦いから壇ノ浦へと追い詰められていく過程で、行動の足手まといになった平家の女官たちが鞆の浦に取り残されたとされる。生きる術のない女官たちは、身分の高い上臈と呼ばれた者までもが自ら身を売って生計を立てるほかなかったという言い伝えが残る。史実として確定した記録があるわけではなく、地域に伝わる言い伝え(説話)の域を出ないが、江戸時代には遊女たちの参拝を通じて信仰の形が整えられ、鞆の浦の歴史を語る際にしばしば紹介される説となっている。
- 広まり方
- 郷土史や観光案内で紹介される言い伝えとして地元で語られ、この伝説を題材にしたテレビドラマも制作された。
- 地域
- 広島県福山市(鞆の浦)
- 年代
- 平安時代末期
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ