みなみあいづまちのてんぐのかまかくし
南会津町の天狗の鎌隠し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 水鏡に天狗の顔を見た釣り人の話と、木の切り株で天狗を挑発し鎌を隠された男の2つの体験談。
- 細部
- 伊南村の宮澤に住む人が黒谷入という場所で釣りをしていたところ、ふと影がさしたので水面をのぞきこむと、赤い顔で鼻の高い者がこちらを覗き込んでいた。これは天狗様に違いないと語られている。また別の話では、天狗様を祀る祠のそばにある切り株に登り、「天狗天狗さらわばさらえ」と大声で挑発した帰り道、何者かにぐいぐいと後ろへ引っ張られる感覚に襲われた。振り返ると数間先に鎌が落ちていたので拾い上げたが、家に帰るとその鎌がまた消えてしまっている。数日後、木の上高くに鎌がひっかかっているのが見つかり、これも天狗様の仕業だろうと言われている。
- 広まり方
- 1938年の『旅と伝説』所収、野口長義「南会津の民俗(二)」に記録がある。
- 地域
- 福島県南会津町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ