きたあいきのてんぐがひびかすかいおん
北相木の天狗が響かす怪音
国内
流言・風説
- どんな話か
- 誰もいない山中で樹木を伐り倒す響きや岩の転がる音が起こり、天狗の仕業とされた怪異。
- 細部
- 山に入っていると、近くで大木を伐っているような響きや、岩塊が斜面を転げ落ちるような轟音が届く。ところが音のした方へ行っても倒れた木も落ちた石も見当たらない。村ではこれを天狗の所業と説明した。とりわけ寒い季節に耳にすることが多かったと語られており、木々の少ない冬場の山で音が遠くまで届く環境と結びついた言い伝えになっている。姿を見せず音だけで存在を知らせる点が、この土地の天狗観をよく表している。
- 広まり方
- 1995年の『伝承文芸』に載る国学院大学民俗文学研究会の世間話報告に記録がある。
- 地域
- 長野県北相木村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ