ほんじょのたぬきばやし
本所の狸囃子
国内
流言・風説
- どんな話か
- まだ開けていなかった本所の川面から、夜になると太鼓の音だけが響いてきたという怪音の話。
- 細部
- 浅草から本所にかけて、まだ開けていなかったころ、隅田川の川面では毎晩のように囃子の太鼓の音が響いた。音は高く低く変わり、遠くから近くから聞こえたため、人々は不思議がった。やがて、誰が言い始めたともなく、狸が腹鼓を打っているのだと受け取られ、「本所の狸囃子」と呼ばれるようになった。発展前の地域に伝わったこの怪音は、本所七不思議の一つに数えられている。『旅と伝説』(1935年)所収「伝説をもつ東京・神奈川・千葉の玩具」に記録がある。
- 広まり方
- 『旅と伝説』(1935年)所収の鈴木凡太郎の記録に紹介されている。
- 地域
- 東京都墨田区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ