たましいのたてるおと
魂のたてる音
国内
流言・風説
- どんな話か
- 死者の魂は100日ほど家の軒を離れないとされ、その間に戸の開く音や歩く足音が聞こえることがあるという。
- 細部
- 人が亡くなってからも、その魂は100日、あるいは1年や33年ともいわれる期間、家の軒先を離れずにとどまっていると考えられていた。そのためこの期間は特に慎み深く精進して過ごすべきだとされる。この間、誰もいないはずなのに戸の開く音がしたり、すたすたと歩くような足音が聞こえたりすることがあり、これを人々は「魂がきた」と呼んで受け止めていたという。死者への弔いの期間と、日常に紛れ込む物音とを結び付けた生死観のあらわれである。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』掲載、山口彌一郎「陸中中内の生死観聞書」に記録がある。
- 地域
- 岩手県花巻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ