しずかもち
静か餅
国内
流言・風説
- どんな話か
- 夜中に「コツコツ」と餅をつくような音が聞こえる怪異。音が近づくと福が舞い込み、遠ざかると運が衰えるとされた。
- 細部
- 栃木県芳賀郡益子町に伝わる音だけの怪異で、誰にでも聞こえるわけではないという。夜中、遠くから餅をつくような「コツコツ」という音が聞こえ、音が近づく間に箕を後ろ手に差し出すと富が授かるとされ、「隠れ里の米搗き」の別名も伝わる。音が近づくのは福や運が向く兆し、遠ざかるのは運が衰える兆しで、この音を聞いた者は長者になれるともいう。アイヌにも、地中から粟をつく音を豊作の兆しとする類話があり、音の種類によって冷害や不作を占った。
- 広まり方
- 柳田國男らの民俗学的な聞き取りを通じて記録され、地域の吉凶占いの一種として語り継がれた。
- 地域
- 栃木県
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ