しのぜんちょうにかんするぞくしん
死の前兆に関する俗信
国内
流言・風説
- どんな話か
- 悪夢や掛け軸の落下、片方だけ折れた箸などが死の近いしるしとして忌まれた予兆の俗信。
- 細部
- 檜枝岐村には、死が近づいていることを告げるとされる予兆がいくつも伝わっている。よくない夢を見たり、壁にかけていた掛け図がひとりでに落ちたりすると、それは死の知らせだと恐れられた。また、対で使う箸のうち片方だけが折れてしまうことを「片せいらばし」と呼び、これも死期が近いことを示す不吉なしるしとして強く忌まれている。日常のささいな出来事の中に死の予告を読み取ろうとする、村の予兆観のひとつのあらわれといえる。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史』第23巻民俗1所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「会津檜枝岐村民俗誌」の予兆・卜占の項に記されている。
- 地域
- 福島県檜枝岐村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ