こおりやまのゆめとほしのしのよちょう
郡山の夢と星の死予兆
国内
流言・風説
- どんな話か
- 田植えや魚の夢、月にかかる近星など、死の前触れとされた郡山市湖南町の複数の俗信。
- 細部
- 郡山市湖南町には、死の予兆にまつわるいくつもの俗信が伝わっている。サツキと呼ばれる田植えの夢や魚の夢を見ると、誰かが死ぬ前触れだとされていたが、鯉の滝登りの夢だけは縁起がよいものとされた。また神楽の夢を見ると火事になったり、人が死んだりといった災難が起こるともいわれる。田植えに関しては、午の日に田植えをすると「くわない人」、すなわち死者が出るとされ、忌み嫌われていた。さらに、月のそばにチカボシ(近星)と呼ばれる星が現れると、身近な大事な人が亡くなるとも語られている。夢や天体の異変を死の前触れとして読み取る、暮らしの中の予兆信仰の集合である。
- 広まり方
- 1970年の『猪苗代湖南の民俗:福島県郡山市湖南町三代』所収、東京女子大学史学科郷土調査団の俗信の記録による。
- 地域
- 福島県郡山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ