ふじよしだのしをつげるみっつのきざし
富士吉田の死を告げる三つの兆し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 烏の鳴き方が悪い、寺から火の玉が飛ぶ、墓に雨が降るなど、死の前触れとされる俗信が複数伝わる。
- 細部
- 富士吉田市向原には、死を予告するとされるいくつかの前兆が言い伝えられている。カラスの鳴き方がいつもと違って悪いと感じられるときは死の前触れとされ、葬式が出る際にはお寺のある方角からその家の方へ火の玉が飛ぶとも言われる。また、遺体を墓に埋葬するときに雨が降ると、続けてまた死人が出るともいわれている。伝えによって、カラスが鳴く場所をお寺の高いところと具体的に語るものもあり、細部に多少の違いはあるものの、烏の声と火の玉、埋葬時の天候という三つの兆しが、死をめぐる前兆として繰り返し語られている点は共通している。
- 広まり方
- 1983年刊『向原の民俗(上)』の「人の一生 葬制・墓制」「信仰 俗信・その他」と1984年刊『向原の民俗(下)』の「信仰 俗信・その他」に、都留文科大学民俗学研究会が複数件を採録した。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ