しのよちょう
死の予兆
国内
流言・風説
- どんな話か
- 烏が物悲しく鳴くのは人の死ぬ知らせで、その声は近隣の者には聞こえても身内には届かないという俗信。
- 細部
- 烏の声にはよくない鳴き方があるとされ、悲しげに響くときは近いうちに人が亡くなる前触れだと受け取られてきた。不思議なのは、その声を聞き取れるのは近隣の他人であって、当の家の者には届かないと語られる点である。知らせは当事者ではなく周囲へ向けて発せられることになる。葬送に関わる俗信として調査記録に採られており、鳥の声を死の予告として読む発想が、日々の暮らしの中に深く根を張っていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1986年の『成城大学民俗調査報告書』の葬送の項に記録がある。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ