まるもりのからすといぬのしのきざし
丸森のカラスと犬の死の兆し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 病人が出た集落ではカラスの鳴き方が悪くなり、夜に犬が陰気に遠吠えすると死の兆しとされた。
- 細部
- 部落に病人が出て命が危ういとき、カラスの鳴き声がいつもと違って不吉に聞こえることがあるという。夜になると犬も陰々とした調子で遠吠えをするといい、これも死が近いしるしとされた。人が亡くなるとその魂は、神道の家であれば土地の産土神のもとへ、仏教の家であれば菩提寺へと落ち着くとされるが、その道中で魂が鳥や犬の目に触れると、不吉な鳴き声となって現れるのだと説明されている。動物の鳴き方の変化に、魂の行方という説明を与えた俗信である。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の妖怪変化・幽霊の妖異に関する項に記録がある。
- 地域
- 宮城県丸森町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ