はくさんしのはたちでしぬだいく
白山市の二十歳で死ぬ大工
国内
流言・風説
- どんな話か
- 生まれた子の運命を占う神のもとで、大工になり二十歳で死ぬと予言された子が、実際にその通りの最期を遂げた話。
- 細部
- ある乞食が、村でいちばんの分限者に一夜の宿を頼んだところ追い返され、やむなく近くのお宮に身を寄せた。すると宮に祀られた神が「近くでお産があるから立ち会ってはどうか」と誘いをかけてきたが、乞食は「ここでもちょうどお産があるので、それが済んだら行く」と答えたという。その場で生まれた子の運命を占うと、大工になり二十歳で死ぬと出た。子は成長して実際に大工の仕事に就き、二十歳を迎えた年には厄年だから一年間仕事を休んで遊べと言い聞かされた。それでも川辺でカンナの刃を研いでいた折に飛んできたアブを追い払おうとし、誤って刃先が首筋をかすめて命を落としてしまい、告げられていた予言のとおりとなったという。
- 広まり方
- 『民俗採訪』1978年の国学院大学民俗学研究会による石川郡河内村調査に記録がある。
- 地域
- 石川県白山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ