しのしらせ
死の知らせ
国内
流言・風説
- どんな話か
- 昭和10年頃、住職不在の寺で死者を知らせる音が聞こえ、死の前に魂が親類を回るという言い伝えも残る。
- 細部
- 1935年ごろのこと、寺の住職がしばらく留守にしていた時期があった。その間、寺を預かっていた留守居の者は、亡くなった人が知らせを送ってくるような物音をたびたび耳にしたという。お勝手の戸が開く音がすれば亡くなったのは女性、玄関先で靴や下駄の音がすれば男性だと判断できたそうだ。また別の言い伝えでは、人が息を引き取る前にはその魂があらかじめ親類の家々を巡り歩き、ひとりひとりに声をかけて回るのだとも語られている。
- 広まり方
- 1967年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「栃木県安蘇郡田沼町旧野上村」に記録がある。
- 地域
- 栃木県佐野市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ