きえたこども
消えた子供
国内
流言・風説
- どんな話か
- 病に苦しむ祖父を蚊帳の中で抱いていると、外に立つ孫の姿が見え、名を呼ぶと消え、数日後祖父は亡くなったという。
- 細部
- 三十歳ほどの人物の祖父が病を患い、あまりの苦しみようにその人は蚊帳の中で祖父を抱きかかえていた。ふと見ると、祖父が特にかわいがっていた小学二年生ほどの孫が蚊帳の外に立っている姿があった。不思議に思って名前を呼びかけると、その姿はすっと消えてしまったという。それから二、三日のうちに祖父は息を引き取った。かわいがられていた孫の幻影が、死の訪れをひそかに告げていたと受け止められている話である。
- 広まり方
- 1966年刊『上毛民俗』所収、上野勇「利根の妖恠・幽霊」に記録がある。
- 地域
- 群馬県みなかみ町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ