りんじゅうじのふこう
臨終時のふこう
国内
流言・風説
- どんな話か
- 死の間際に田植えの夢を見たり、烏が家の上で騒いだりすると近く不幸があるという前兆とされた。
- 細部
- 安芸高田市吉田町に伝わる話では、重い病にかかった人が臨終に近づいたころ、家族が田植えをする夢を見ると、まもなく葬式などの不幸ごとが起きる前触れだとされていた。また、烏が屋根の上を飛び回ったり、いつもと違う不吉な鳴き方をしたりすることも同じように弔いが近いことを示す兆しとして受け止められていた。夢や鳥の様子といった日常のささいな変化から、死の訪れをあらかじめ察知しようとする感覚が根付いていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1978年刊行の『広島県史 民俗編』のうち、小都勇二による「葬送」の章に記載されている。
- 地域
- 広島県安芸高田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ