きょうちょう
凶兆
国内
流言・風説
- どんな話か
- 米価高騰の時期に阿蘇の怪星や鼠の逃散など異変が相次ぎ、打ち毀しの発生と重なったという凶兆譚。
- 細部
- 米の値段が急に上がり、天変地異が続くなかで、阿蘇山の上空に見慣れない星が現れたという。5月13日の昼ごろには、家々から鼠が一斉に逃げ出す異変があり、17日は雨の降り続くなか打ち毀しが起こった。翌18日の昼には藤崎宮の祇園社から烏の群れが飛び立ち、国中で鳴き騒いだと伝えられる。そしてその日の暮れには、いっそう大規模な打ち毀しに発展したという。米価高騰という社会不安の裏で、自然界の異変が次々と重なった前兆譚である。
- 広まり方
- 1978年刊『日本随筆大成』第三期所収、神沢杜口『翁草』に記録がある。
- 地域
- 熊本県熊本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ