おたふく
お多福
国内
流言・風説
- どんな話か
- 本町と福島本町の間の橋には山伏が人柱として埋められ、大晦日には川底から鉦の音が響いたという。
- 細部
- 徳島市本町と福島本町のあいだを流れる川に橋を架けることになった際、一人の山伏が人柱として工事現場に埋められたという言い伝えが残っている。橋そのものは無事に完成したものの、それ以降、大晦日の深夜になると川底から鉦の音がもの寂しく響いてくるようになったという。さらに橋桁を支える石垣の中央には大きな白い石があり、雨の降る日にはこの白石がお多福の面のような形相に変じてゲラゲラと笑い出すという噂まで広まったため、ついにはこの石を取り除いてしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 『歴史民俗研究』1979年掲載の日下洋子「石の信仰と習俗」に記録されている。
- 地域
- 徳島県徳島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ