なかのとのかやにあらわれたむすめゆうれい
中能登の蚊帳に現れた娘幽霊
国内
流言・風説
- どんな話か
- 明治20年、借りた蚊帳を吊ると若い女の幽霊が現れ、持ち主に尋ねると病で死んだ娘が使っていた品だと分かった。
- 細部
- 明治20年のこと、ある家で他所から蚊帳を借りて吊ったところ、24、5歳ほどに見える、髪を振り乱した女の姿が枕元に立った。驚いた家人が蚊帳の持ち主を訪ねてその出来事を話すと、その蚊帳は少し前に労咳で亡くなった娘が使っていたものだと明かされた。借り物の道具に、亡くなった持ち主の記憶や未練が宿るという発想を伝える幽霊譚である。
- 広まり方
- 1923年の『社会史研究』に掲載された、七十四翁北能山人「幽霊を見た話」に記録がある。
- 地域
- 石川県中能登町
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ