はぎのいとぐるまをうちぬくかいか
萩の糸車を撃ち抜く怪火
国内
流言・風説
- どんな話か
- 鴨猟の猟棚に夜な夜な木綿車を回す女の火が現れ、糸車を撃つと消えたため狐の仕業かと噂された。
- 細部
- 猟師が鴨を仕留めるために作る猟棚は、寸法を少しでも誤ると化け物に見舞われるといわれていた。ある晩、暗がりに火の玉が浮かび、その中で女が木綿車を回している姿が幾晩も続けて目撃されるようになる。銃で狙っても弾は手ではじき返されてしまい、まるで効き目がなかったが、人に知恵を借りて糸車そのものを撃ち抜いたところ、火はふっと消え失せたという。正体は狐だったのではないかと噂されている。
- 広まり方
- 1976年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による山口県阿武郡福栄村紫福地区の調査報告書に記録がある。
- 地域
- 山口県萩市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ