おにのようにおおきなくろいかげ
鬼のように大きな黒い影
国内
流言・風説
- どんな話か
- 昭和62年に起きた殺傷事件で盗人が見た黒い影は、旧処刑場の祟りではないかと噂された。
- 細部
- 福島市で昭和62年8月に起きたとされる事件にまつわる話である。ある民家に忍び込んだ盗人が家人に見つかり、もみ合いになったところ、鬼のように大きな黒い影が自分に襲いかかってくるのが見えたという。盗人はその影を振り払おうとしてナイフを振るい、結果として家人を切り殺してしまった。事件のあった場所はかつて明治時代に罪人の処刑が行われていた土地であったといい、その因縁からこの黒い影が現れたのではないかと近隣で噂になったと伝えられている。凶悪事件の背景に土地の歴史的な因縁を読み込む、現代の噂話としての性格を持つ話である。
- 広まり方
- 1993年の『福島の民俗』所収、三瓶源作「彷徨う霊魂」に記録がある。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ