みやまのひょうしぎ
弥山の拍子木
国内
流言・風説
- どんな話か
- 霊山で不意に響く拍子木のような大きな音は守護神の仕業とされ、島の人々はその音を耳にすると恐れをなしたという。
- 細部
- 弥山の山中からは、時おり拍子木を打ち鳴らすような大きく甲高い音が響き渡ることがあるという。姿を見た者はなく、この山を守る神が何かを知らせるためのしわざだと信じられてきた。住民はこの音を耳にするたびに不吉な前触れとして受け止め、身をすくめて聞き入ったと伝わる。ふだんとは異なる音が山から届くというだけのことが、島に暮らす人々にとって霊山への畏怖を新たにする出来事だった。
- 広まり方
- 1981年の『伝承文学研究』に載る小川美由紀「宮島の伝説考―七不思議を中心に―」に紹介されている。
- 地域
- 広島県廿日市市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ