まっくらいかべ
真暗い壁
国内
流言・風説
- どんな話か
- 満月の明るい夜道を歩いていた人の前に突然真っ暗な壁のようなものが立ちはだかり、足がすくんだという体験談。
- 細部
- 昭和二十五年ごろのある夜のこと、近づけば相手の顔がわかるほど明るい満月の下、夜道を歩いていた人があった。ところが突然、目の前を真っ暗な壁のようなものが遮り、足がすくんで一歩も進めなくなってしまった。それでも下腹に力を込め、大声で啖呵を切りながら我武者羅に前へ進み、何とかその場を通り抜けたという。この体験をして以来、その人は夜道を歩くこと自体をやめてしまったと伝わる。
- 広まり方
- 1968年の『下野民俗』所収、阿久津満「芹沢風物誌 其の四」に記録がある。
- 地域
- 栃木県日光市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ