めいこんこうほう
冥婚紅包
Mínghūn Hóngbāo
国外
儀式・遊び
- どんな話か
- 道端に置かれた紅包(お金の入った赤い封筒)を拾った独身男性が、亡くなった未婚女性との冥婚(死者との結婚)を持ちかけられるという台湾の習俗・都市伝説。
- 細部
- 独身のまま亡くなった女性の霊を弔うため、家族が生年月日時刻や紙幣、時には毛髪や爪を入れた赤い封筒を道端に置き、拾った男性に声をかけて結婚を申し込むという台湾の民間習俗が背景にある。実際に嘉義県の男性が三度にわたり紅包を拾って冥婚を強いられたという事例が報じられるなど、単なる噂話に留まらない実例も伝えられている。中国における冥婚自体は殷商時代にまで遡るとされる古い慣習だが、この「路上の紅包」という形式は台湾の農村部で行われてきたものとされ、拾ってしまった場合は結婚を承諾するか、封筒に少額のお金を包んで送り返し「結婚はしないが会葬はする」という形で断る対処法が伝えられている。近年は姑娘廟と呼ばれる未婚の女性を祀る廟を設けて弔う形も広まっている。
- 広まり方
- 台湾の農村部の民間習俗として口伝えで広まり、都市化が進んだ現在も旧正月や旧暦7月の時期に「道端の赤い封筒に注意」という注意喚起記事がニュースで繰り返し取り上げられている。
- 地域
- 台湾(農村部を中心に全土)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ