きょうどうげんかく
共同幻覚
国内
流言・風説
- どんな話か
- 杣人たちの小屋が燃える様子を大勢が同時に目にしたが、実際には火の気も焼け跡もなかったという不思議な出来事。
- 細部
- 山仕事に従事する杣人たちが寝泊まりに使っていた小屋が、赤い炎に包まれて燃え落ちていく光景を、その場に居合わせた大勢の人間が同時に見たことがあったという。てっきり火事だと思って人々が慌てて駆け寄ってみると、小屋は普段とまったく変わらぬ姿で建ったままであり、焼けた形跡も煙のにおいも一切残っていなかった。多人数がそろって同じ光景を見てしまったこの出来事は、のちに共同で見た幻ではないかと語られるようになり、共同幻覚という呼び名で伝えられている。なぜこれほど多くの人間が同時に同じ幻を見たのか、はっきりとした理由は分からないままである。
- 広まり方
- 1957年の民俗採訪『愛知県東加茂郡下山村』(國學院大學民俗学研究会)に記録されている。
- 地域
- 愛知県豊田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ