くも
蜘蛛
国内
流言・風説
- どんな話か
- 夜釣りに出た男の足の親指に蜘蛛が糸をかけ川へ引き込もうとし、牛を身代わりにと逃げ帰ると牝牛が死んでいたという。
- 細部
- つるぎ町に伝わる蜘蛛の話である。昔、ある人が渕へ夜釣りに出かけたところ、どこからか蜘蛛が現れて、足の親指に糸をかけ、そのまま川の中へ引き込もうとしてきた。驚いたその人は、牛を身代わりに差し出すからと口にしながら一目散に逃げ帰った。すると、家に着いてから確かめてみると、飼っていた大きな牝牛が死んでいたのだという。夜釣りの最中に蜘蛛にねらわれる恐ろしさを伝える話である。
- 広まり方
- 1985年の『四国民俗』所収、武田明「徳島県美馬郡一宇村昔話」に記録がある。
- 地域
- 徳島県つるぎ町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ